『オサエロ』のご縁


昨日は終演後、

コーヒーを飲みながら

のんびり過ごしていました。

 

今回の舞台は自分にとって

特別なものだったのではないかと思います。

 

まずは純粋に楽しかったです。(笑)

 

はじめは緊張しかなかった。。。

 

なぜなら僕は。。。

 

僕には。。。

 

ストレート(会話劇)に

トラウマがあるからです。

(中原おじいちゃん風に)

 

 

千秋楽マチネの回で

お話させて頂きましたが、

夏に角田Pと話した時に

まだ依頼は貰ってなかったんです。

 

まったく関係のない話で、

それこそ、ふんどしの話を

したくらいです(笑)

 

その時は角田さんも

俺に依頼をしようとは

思っていなかったはずです。

 

僕は、ストレートに出ない。

そう公言しているからです。

 

今回出た理由。

 

それは小田が

『戦いが専門である』ことを

理解した上での依頼である

 

ということです。

 

人数合わせにはなるけど

強みも活かせず、逆に足を引っ張る

そんなこともありうるからです。

 

役者としての経験が圧倒的に

少ない自分にとって、アクションや

殺陣の無い芝居に出ることに

意味はあれど、価値があるかどうかを

判断する基準がありませんでした。

 

殺陣もセリフもダントツに多く

過去一頑張ったであろう作品を

褒めて頂き貰った依頼。

 

そこでなぜ自分が呼ばれたのかも

分からなくなるようなお芝居が

待っていた時の苦痛。

 

座組で最年長なのに

芝居のキャリアはほぼなし

演出の方も若く、逆班にお気に入り

もちろん自分とは全く違う役者さん。

 

 

自分の強みも活かせない、

芝居でのハンデを取り返すこともできない。

集客もできず仕事にもならない。

 

もうね。地獄でしかない。

 

そんな思いまでして

お芝居をしたいとは思いません。

 

だから怖かった。

 

でもそんなことは杞憂に過ぎなかった。

いや、それを杞憂にしてくれたのが

今回の座組だったのです。

 

本当にありがたかった。

稽古中はお芝居の面白さを

心からワクワクしながら

体感することができました。

 

このタイミングで

この舞台に関われたこと

これが僕にとっての一番のご縁です。

 

今まさにこんな事を思っていました。

 

それでいて不思議とすっきりしていて

これからのことを考えると

ワクワクしてきます。

 

 

この高揚感、

自分の生き方に対する確信なのか

 

何か吹っ切れたような、

覚悟が決まったような、

そんな気がしてます。

 

この感覚があるうちに

これからの予定を考えたいと思います。

 

最後までご覧下さり

ありがとうございます。

 

拳礼。( ^^)/@