こんにちは、武術トレーナーヨウです。
今回は本、もはや辞書?のような書籍をご紹介します。
「アナトミートレイン」
筋膜のつながりについて学んだ本です。
今回、この本について触れたかったのはほかでもありません。
この自粛中、発見としてかなりの重要度で、東洋と西洋の理論が組み合わさった瞬間がありました。
東洋武術の概念「丹田」、そして西洋医学である解剖学の「筋膜のつながり」。
以前に疼痛治療の動画をみていた時、経絡の流れと筋膜のラインというのが似ているという話を聞いたことがあります。
それをなんとなく頭の片隅に置いておきながら、筋膜のつながりを使ったケアをストレッチに応用しようと試行錯誤していました。
しかし、ある程度のストレッチには応用が効いていたのですが、複合動作である前屈や開脚のストレッチは非常に難しかったのです。それはストレッチの際、対象の筋肉と同じラインの筋肉を手で押さえることに限界があったからです。
それを修行の時に、師に話す機会がありました。
筋膜のつながりを応用したストレッチは非常によく伸びるということになったのですが、やはり手で押さえる限界の話になった時です。
「丹田を使うと同じ感じになる」という感覚を教えて貰うことができました。
きました!
筋膜のつながりを使ったストレッチを同じように丹田の使い方で同じ効果を得ることに成功したのです。
今まで前後左右の開脚ができなかったわけではありませんでした。
ですが、今まではそこまで行くのに最低でも1時間要して色々なストレッチをしてやっと。
それが今では最速で2~3分もあればいくようになりました!
あとはいかに丹田の使い方を応用してストレッチをするのか、そのバリエーションを探す段階に入っています。
この筋膜のつながりは細部にまで役割があって繋がっています。
今まで見落としていたつながりを探して、パフォーマンスを上げられるようになれば、無理なく柔軟性があげられるメソッドが確立できると思っています。
武術ケアのほとんどがこの筋膜のつながりを使ったケアなので、アナトミートレインは筋膜のつながりを勉強するには欠かせない辞書のようなものです。
これから、さらなるかんたんケアが生まれることを目指して勉強したいと思います!
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